十字軍 · テンプル騎士団 · ホスピタル騎士団 · ローマ · ギリシア · エジプト
中世、ルネサンス、古代世界を情熱的に語る歴史の語り部。小説の大きなテーマをめぐる歴史エッセイをお届けします。
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13歳で王となり、16歳でサラディンを破り、24歳で世を去った。病に蝕まれながら戦い続けた若き王の生涯。

囚人を睾丸で吊るした中世フランスの領主トマ・ド・マルル。ラムゼイ・ボルトンの原型かもしれない男の生涯。

エルサレムを奪還しながら虐殺を行わず、敵の伝説にまで名を刻んだスルタン、サラディン。その高貴さの秘密に迫ります。

女たらしの英雄カエサルに、生涯消えなかった唯一の噂。相手はビテュニア王ニコメデス。兵士たちが凱旋式で歌った替え歌とは?

善と悪の永遠の戦いを最初に説いたのは誰か。ペルシア王たちが奉じた「火の宗教」の謎に迫ります。

二人は本当に寄り添って死んだのか? 実際には9日の隔たりがあった。ハリウッドが消した「9日間」の真相。

9歳で死んだ少年王ボードゥアン5世。その小さな亡骸が、エルサレム王国を滅ぼすクーデターの火種になった。

ヘレネーはトロイアに一歩も足を踏み入れていない――エジプト神官がヘロドトスに明かした、ホメロスが語らなかった「もう一つの真相」。

歴史の父か、嘘の父か。世界中を歩き、信じがたい話まで書き留めた男の評決を、先にお伝えします。

テレビ史上最も憎まれた悪役ラムゼイ・ボルトン。その残虐行為は、800年前に実在した一人のフランス貴族がすでにやってのけていた。

古代世界一の大富豪クロイソスは、なぜ火刑台に縛られたのか。「幸福」を巡るソロンの警告と、あまりに曖昧な神託の顛末。

妻の裸を親友に見せたがった王は、一夜にして王冠も寝台も命も失った。史上初の「変態」の顛末。

13日の金曜日が不吉とされる理由は、1307年のテンプル騎士団一斉逮捕にあるのかもしれません。

1565年、小さな島に立てこもった騎士たちがオスマン帝国最大の遠征軍を止めた。ヨーロッパを救った4か月の戦い。

王の枕元に短剣を置くだけで意のままに操った暗殺教団。山の老人とアラムートの伝説を追います。

物乞いの少年が13歳で枢機卿に。教皇ユリウス3世とインノチェンツォをめぐる、教皇庁史上屈指の醜聞。

小さなロバにまたがった痩せた修道士が、言葉だけで中世最大の民衆運動に火をつけた。隠者ピエールの数奇な生涯。

生意気な若者カエサルは、海賊に身代金が安すぎると文句をつけ、笑って磔を宣告した。そして自由になると、本当にやってのけた。

漕ぎ手の奴隷から、レパントの敗戦を生き延びオスマン帝国の大提督へ。カラブリア出身の少年の、信じがたい生涯。

犬を愛するのは現代の発明ではありません。エジプト、ギリシア、ローマを歩き、2000年前の墓碑銘に刻まれた愛犬への涙に出会います。

71歳の総長が、世界最強のオスマン帝国を相手に一歩も退かなかった。首都ヴァレッタに名を残す「鉄の祖父」の物語。

バビロンの女は生涯に一度、神殿で見知らぬ男に身を委ねた――ヘロドトスが記したこの掟は、本当にあったのか。

1307年10月13日の金曜日、一夜にして騎士団は消えた。国王の借金、傀儡の教皇、そして火刑台の呪い。

後宮で王を殺した側室と、裁判記録が語る陰謀の全容。2012年のCTスキャンが、パピルスに書かれなかった死因を暴きました。

戸口に箙(えびら)を掛ければ、それが合図。ヘロドトスが記したギリシア人も仰天した遊牧民の性と結婚の風習。

マルタの勝利から6年。ギリシャの湾で400隻が激突し、5時間で地中海の覇権が決まりました。

第1回十字軍が聖地に着く前、ライン地方で起きたユダヤ人大虐殺。その中心にいたエミコ伯の所業と末路を追います。

十字軍は避けられたのか。信仰、欧州の内圧、地中海の覇権争いから、八つの十字軍の必然を歴史小説家が読み解きます。

巨大な熊に襲われた未来のエルサレム王。命を救ったのは、汚れたエプロン姿のオランダ人理髪外科医でした。

転覆した船底の空気だまりから生還した海賊騎士と、肩に乗った小さなサル。大包囲戦の火種を作った男の物語です。

わずか9人の騎士から、西洋史上最も富み、最も謎めいた修道会が生まれた。創設者ユーグ・ド・パイヤンは、伝説よりずっと面白い男です。

王に殺されかけた赤子を救ったのは、名前が「雌狼」を意味する羊飼いの女。キュロス大王の雌狼伝説の真相を追います。

いるだけで馬が死に、橋が落ちる。古代最強の疫病神アドラストスと、クロイソス王の悲劇を笑いと涙で語ります。

たった一度の演説が、200年に及ぶ聖戦の幕を開けた。クレルモンの野原から第1回十字軍の必然を追う。

1100年夏、エルサレムを征服した男が宴の後に死んだ。病死か、それともデザートに仕込まれた砒素か。中世屈指の完全犯罪を再構成します。

1096年のライン川と1933年のドイツ。神に選ばれたと信じた二人の男は、同じ筋書きをなぞり、最後は同じように逃げ出した。

1565年夏、5日で落ちるはずだった小さな砦は31日持ちこたえ、マルタとヨーロッパを救いました。
紀元前6世紀の大スター、アリオン。金目当ての水夫に殺されかけた彼を救ったのは、一頭のイルカでした。
ラムプシニトス、ペロス、プロテウス、アシュキス――『歴史』第2巻の王たちの正体を、確実な説と推測に分けて完全解読。

包囲下のマルタで下された、最も苦い命令。白い小さな犬と、引き金を引かねばならなかった5人の兵士の物語。